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2010.12.28

今年最後のブログ

101228_book
この前ブログを書いたのが11月22日ですからもう1ヶ月以上たってしまいました。明日は仕事納めなので今年最後のブログだけは書かなければと思ってエントリーページを開きました。

実はあのブログの二日後に父が倒れました。その後意識が戻ることなく11月26日に息を引き取りました。それまでとっても元気だったのでまさかという感じでした。87才と長生きだったし苦しむこともなく息を引き取ったので、寂しい気持ちとともに安堵感さえ感じてしまい複雑な気持ちです。でも、今になるともっといろんな話をしたかったなあと思いますがそれは叶いません。

数年前に母も亡くして今は両親が二人ともいない。こんなことはいつかくると分かっていてもとても寂しいものですね。逆に言うと、今僕は家族をもっともっと大切にしないといけないなあって思います。

僕の2010年はあまり良い年ではありませんでした。好きな旅行にも出かけず、ライブにもでかけず、家の中でじっとしていることが多かったし、自転車通勤も殆どしない、好きな趣味、釣りやギターや無線もやろうとしなかった。毎年楽しんでいたベランダ菜園もやらない。一体どうしてしまったのだろうか……。

でもふさぎ込んでいたわけではないし、気分が悪いとも思わない。きっと今までの疲れが溜まりに溜まって神様が今年はしっかり休めと言ってるのだろう。そう思っています。でもかといってこれはこれで僕の人生の大切な意味のある一年でした。

出かけることは少なかったけれどそのぶん本をいっぱい読みました。今まではビジネス書が好きだった僕ですが今年は殆ど読んでいません。むしろ「人間とは」「生きるとは」「幸福とは」「笑うとは」などに関しての本をよく読みました。中でも「夜と霧」は何度も読みました。もし知らない人がいたらぜひ読んで欲しい一冊です。

個人的にはこんな一年だったのですが、一方でアウベルクラフトという会社を兄と一緒にやっていてこちらの方も実は詳しくは書きませんが紆余曲折の一年でした。ま、1992年に始めてからずっとそうではあるんですけどね。

毎週金曜の午後はスタッフミーティングをするのですが、最近のテーマは殆ど「一流のおもてなしができる会社にするにはどうすべきか」、「どうしたらユーザーやこれからユーザーになってくれる人たちと近い関係になれるか」、「どうしたら僕たちの想いを伝えられるのか」などです。

僕たちの会社には売上目標はないし、事業計画も立てない。新商品だって無理して考えない、だから企画会議なんてありません。さらには最近になって会社概要の経営理念もありえないくらいシンプルにしました。なんてテキトーな会社だと思われるかもしれませんが、全て僕たちが考えに考え抜いた上でのことです。(その一部を書いたのが七月に書いた「これから僕たちがやろうと思っていること」というエントリーです)

僕たちは「商品」を売るためにはどうすべきかというビジネス的なことは考えていません。僕たちがもらったものをまた多くの人たちにお返ししたいという気持ちでやっているのだと思います。そのためにどうすべきがテーマです。僕たちがアウベルクラフトを始めようとした時から今日まで僕たち自身の力でいろんなことができたとは思っていません。

たぶん「天の力」のようなものが僕たちに特別な力をくれて、できないことと思っていたことがやれてきました。とても不思議なことがいっぱい起こったのです。これは絶対に僕たちの能力じゃなく別のところからきた力だと。(変なこと言うなと思われるかもしれませんね)

偶然ですが最近になって僕たちが思っていること、僕たちがこれからやっていこうと思っていることが「才能の枯渇について (内田樹の研究室)」に書かれていました。これは必見です!ぜひみなさんにも読んでいただきたいと思います。この記事のお陰で僕たちのやっていることは間違いないんだという勇気を与えていただきました。

アウベルクラフトを始めて19年、僕たち柴田兄弟は兄が60才に僕は57才になりました。リタイヤする気持ちはないのでこのまま好きなことを続けていきますが、残りの人生は僕たち自身が楽しみながら多くの人たちに返礼していきたいと真剣に思っているのです。

2011年のアウベルクラフトの具体的計画はあえて立てていません。でもたぶん面白いことをいろいろやっているはずです。そして僕も元気を取り戻しているはずですから、いろんなことを楽しんでいるはずです。

今年もあと3日あまりですが僕たちを支えていただいているみなさん、本当に今年一年ありがとうございました。そしてみなさんにとって2011年が素敵な年になりますように心からお祈りしています。

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